STEAM講座


第5回 令和6年1月29日(月曜日), 10:00 - 12:00

 

演習2:科学講座の指導実習1

実際の講座を想定した実習を行います

 

演習3:科学講座の指導実習2

実習を通して、指導のポイントを身に付けます

 


STEAM教育指導員セミナー

第5回資料 講座企画 提案                     2024 1 29

               作成者 澤田昌宏

タイトル BBC micro:bitを走らせよう 

対象年齢・学年 小学校4,5,6年生、中学校1,2,3年生 人数 生徒と保護者10組 

本講座のねらい(子供たちに伝えたいこと。体験させたいことなど)

構想を言語で記述すれば、その先の姿を観察できることを体験する。この思考プロセスがみんなの素養となるよう保護者と受講する。そして家庭から地域への普及を期待する。

 

活動の概要 一般的なBBC micro:bitを事例とし、自動車と操作器をプログラムする。単純な動きから始め、思い通りに動くもの、楽しいものへと改良していく。

 

・構成表

 

 

活動の流れ

活動内容

導入

・開発環境(コーディング、コンパイル、シミュレート、ダウンロード)

・要素開発(モーターを回す、信号を送る、操作を検出する)

・開発環境:https://makecode.microbit.org/

・ローカルの操作でモーターを回す

・リモートの操作でモーターを回す

展開

・自動車側プログラム制作体験

・操作器側プログラム制作体験

・操作器とラジコン・カーのセットとして企画し、自分好みに、面白く、楽しく、使いやすく、かっこよく、製作する。

まとめ

・世界に公開されているプログラム開発環境(MS MakeCode / server side)を体験する。

・児童へ広く配布されるBBC micro:bitのプログラミングを体験する。

・無線通信の概念と応用を体験する。

・加速度センサーの概念と応用を体験する。

LEDアレイ:機能に付随する図形表現

・サウンダー:音響表現を体験

・構想のモデルを作成する体験

・スピーカーから適切なタイミングで、適切な音を発する(例:はじまりのメロディー、終わりのメロディー、危険をあらわしたり、喜びをあらわしたり)

LEDマトリクスに適切なタイミングで、適切な図形を表示する。

・基板上のスイッチや基板の傾きで自動車の操作を行うことを構想し、実装する。

・プログラム要素の共有、協力ができる。

・得意のことや好みのことを分担ができる。

・構想し言語で記述(=モデル作り)すればその先の姿を見られ、さらに改善できることを体験する。

準備

BBC micro:bit 2(*1)

micro:bitを走らせようキット(*1)

micro:bit用MI:電源ボード  (*1)

USBケーブル

パソコン1

インターネット

単三型電池3

コイン型電池1


 

・流れ

 

1)参集者によるチームづくり

  • チーム例:親子、複合、あるいは一人でも
  • 音響、絵画、物語、プログラミングの興味を考慮したい
  • 希望や状況により途中組み換えも可

 

 

 

2)開発環境に慣れる

パソコンでテキストサイト(例えばここ)へアクセス

Microsoft MakeCodeにアクセスしてみる。( https://makecode.microbit.org/ )

コントローラーにするマイクロビットを配布します

これに、じゃんけんゲームを制作して、インストールします

加速度センサー、LEDマトリックス、セラミックサウンダーの利用を体験

ここで、個体の区別ができるように、参加チームはそれぞれ個性的に制作します。

[ジャンケンゲーム制作例はこちら]

隣接チームとチャンネルを合わせ、ジャンケンゲームで遊びましょう

これでコントローラーを開発するための要素技術の体験ができました。

 

3)「マイクロビットを走らせよう」

micro:bitを走らせようキットを配布します

ローカルのスイッチでモーターを回して、動作を確認します。

コントローラーから受信する傾き情報に合わせて、2個のモーターを回します。

[ラジコン・カーの制作例はこちら]

コーンを2個用意し、これを周回する競争をして遊びましょう。

あるいは、コーンを押して自陣へ持ち帰る競争をしましょう。

 

 

4)ラジコンカー、コントローラーをバージョンアップしましょう!

前の試運転で感じた不具合を修正したり、他のチームの出来栄えを観察して改善を考えます。

プログラムや図、音、など相互に情報を提供し、教えあいます。

改造したいところを紙にかきます。できなかったところは今後の検討課題ということにします。