児童電子工作部(案)


▶目的/やりかた

  • 児童生徒と地域住民が集まり、楽しいことや興味を持ったことをテーマに技術を学び合うところとして桜丘児童館にて活動をはじめたいと思います。
  • これは、この近隣の地域社会を醸成する住民間交流促進行事として企画され、地域連携で教育のIT化とSTEM教育に関わっていこうとするものです。
  • このようなことに興味や関心のあるすべての住民や児童、生徒を受け入れ、お互い様で協力しあって活動いたします。
  • そこでは、学校でも塾でも無く、家庭と地域が協力して自主的に多様性を持って取り組むものといたします。
  • 生徒を文系か理系かに分けることなく、科学、技術、工学、数学の素養が、そこでの遊びと生活を通して身に付くようにいたします。

▶素材/無償あるいは安価な教材

  • Scratch3:開発環境(エディター、シミュレーター、コンパイラー)   Scratchは非営利団体Scratch財団によって設計、開発、維持されています  小学4年生(10歳)から中学2年生(14歳)の利用者数4千万人 ユーザの年齢分布のピークは6年生にあるが、幅広い年齢まで分布しています。アカウント数は1億を突破(2022年12月)。未登録ユーザーはその数倍に及びます。児童生徒が使用することの安全性と有効性が世界的に評価されています。cf. https://scratch.mit.edu/
  • スクラッチより実態のある体験の素材として、BBC micro-bit : マイクロコンピューター基板があります。マイクロビットは、カード半分のお大きさの教育用マイクロコンピュータ基板で、まずイギリスの小学生の全員に無償で配布され、その後、広く世界各国に普及しました。cf. https://microbit.org/
  • BBC micro-bit用開発環境(エディター、シミュレーター、コンパイラー) マイクロソフト社からMakeCode が提供されている。 cf. https://makecode.microbit.org/
  • 周辺機器:(興味があれば)モーターやLEDを利用

▶効果

  • 学校で学ぶ事項をここで行う「電子工作」へ適用します。「なんで勉強するかわからない」ということは無くなります。
  • 「電子工作」の結果を見て自己評価できます。他者から達成度を評価されません。個人の達成度が評価されないことの裏返しとして、協力や連携が無理なくできます。むしろ自分の技や成果を利用されるほどその有益なことの証明となります。
  • 「電子工作」への取り組み口はさまざまありますので、興味を持てること、自分として面白いことで参加ができます。学習を無理強いされることはありません。
  • 「電子工作」を成し遂げるには、計画をたて実行する管理能力、リーダーシップ能力がいりますので、その力が自ずとついてきます。協力を得るには自分の計画を説明する必要がありますので、自ずとコミュニケーション能力、プレゼンテーション能力が育ちます。そのときに用いるコンピューター上のアプリケーションソフトウェアの取り扱いができるようになります。( eg. パワーポイント、ワード、エクセル他 )

上記のようなことをとりまとめて、桜丘児童館の館長さんへ下記のお手紙を書きました。

▲上の図をクリックすると、別のウィンドウが開き、そこからPDFをダウンロードできます。
▲上の図をクリックすると、別のウィンドウが開き、そこからPDFをダウンロードできます。

2023年3月28日火曜日

桜丘児童館 工作室で

このような活動に賛同いただけそうな方々と出会えることを願い、

なんらかの活動をしてみます。

持ちもの

  • iPad
  • Lenovo
  • HP
  • モニター
  • microbitを3枚
  • ジョイスティックコントローラー
  • 動くキット

出しもの(demonstration)

  • 動くキットをジョイスティックコントローラーで動かす

紙コップで障害物として、よけたり、ぶつけたり、遊ぶ

  • Microsoft Makeode for "micro:bit"エディター画面の表示

プログラムの表示=コマンドに対応するタイルをつなげてシステムを記述する

  • じゃんけんの手を表示するマイクロビット
  • ガレージバンドのデモ

使い方を探しましょう

  • 「iPadでもScratch3が動く」デモ

サーバーとコミュニケーションして使わせてもらいます

いろいろなプロジェクトをみることができます。それを改造してみましょう

チュートリアル(学習のコース)もあります

無償公開、安全なサイト

結果

今日(2023年3月28日)の午後3時から、桜丘児童館プレイルームにて、電子工作関連のデモを2時間ほど実施いたしました。

  • スクラッチに詳しいお母さま1名と少しお話ができました。
  • 桜丘小学校ゆうたくん新5年生には、スクラッチでシューティング・ゲームを教えていただきました。
  • 低学年はラジコン・カーに気を惹かれるようでした。
  • マイクロビットの画面にグチョキパーを出すプログラムにも関心を持ってくれた子がいました。

今後

まだ行事として形を成していないが、この程度のデモンストレーションを毎月行い、同好の方を探してみる。